時砂の王

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

時間SFである。
人類の存亡をかけて、時間遡行戦をする人工知性体のお話である。
卑弥呼と恋に落ちたりもするというと、読む気をなくす人もいるだろうけど、そんなものに左右されるようなヤワな物語ではない。
(実は、私も表紙の絵でちょっとひいてしまい、読むのが遅れた。今は、深く反省している。早く読めばよかった)

人類の存亡をかけているので、時間遡行戦において、タイムパラドックスとか、正史の保護とかが、最優先されない話運びがクールでかっこいい。

小川一水の本、全巻読破作戦敢行中!(今頃か、という呆れ顔がいくつか浮かぶ)