2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

うちはSFで行く! byシジジイ

『晶文社ミステリは異色作家、河出書房新社は奇想コレクション、と盛り上がってきてますが、小社はあられもなくSFを名乗ります。』さて、こんなこというのはどこの版元でしょう?勿論、ハヤカワや創元がいまさらこんなこと言うわけないですよね。気がつい…

愛、愛、愛の大合唱にはもううんざりだ! byシジジイ

中学生の時、倫理の時間にシスターから、愛にはアガペー、フィリア、エロスの三種類あると教えてもらった。カトリックのミッションスクールでは、勿論アガペーこそが本当の愛であると規定された。一見難解な概念であるアガペーだが、中学生には、エロスやフ…

「新婚の二人が暮らす部屋」〜中原淳一展〜 byシジジイ

風邪がやっと治りかけてきた。この風邪にはほんと難儀させられた。この私が今日でもう何日お酒を飲んでいないのだろう。五日!五日間だ!一滴も飲んでない。しかも最後に飲んだ先週金曜だって、ビールをたった一杯。我慢したわけじゃない。飲みたくなかった…

幸せな変態 byシジジイ

常々、ネットで奴隷を求めるご主人さまのお言葉に疑問を持っている。(そんなお言葉、どこで見てるんだよ、などと野暮な突っ込みはおよしになってね)例えば、「嫌がることはしません」「愉しませます」「乱暴はしません」「当方、教養ある紳士」「痛いこと…

あらかじめ失われた日記

小学生や中学生の頃、日記は誰にも読まれたくないものだった。でも、今、こうやって気がつけば見知らぬ誰かに読ませたくて日記を書いている自分がいる。誰かに読ませることが前提になってる日記は、あらかじめ日記としての何かを何かを失っているような気が…

冬の大三角と谷中安規 byシジジイ

星がきれいだ。帰り道、坂道を登りながら冬の大三角を仰ぐ。オリオン座の星がベテルギウスだから、下のあの星がシリウス、そして、もう一つが、えっと、こいぬ座のプロキオンだ。一月二十八日。松濤美術館の「谷中安規の夢」展へ行く。平日の昼間だというの…

死体を見学するということ by「シジジイ」

先日、「人体の不思議展」にとうとう行ってみた。何年か前のは見逃しているので、今回は必ず行こうと決心していたわりには、なんやかんやで会期終了間際になってしまった。会場はさながらバーゲン会場の様相。バーゲンのワゴンにむらがるごとく、人体標本に…