2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

大奥

将軍吉宗がとってもかっこいい。女だけど。若い男ばかりが死んでしまう恐ろしい疫病が流行って日本は圧倒的男性不足に陥ってしまう。結果この世界では家業も家督も女が継ぐ。貧乏人は婿をもらうなど死んでもできぬ相談で、小金を貯めて吉原へ行き子種をもら…

伊藤典夫「SFという名の建物」

SF

国書刊行会の「未来の文学 第Ⅱ期」のパンフレットに伊藤典夫さんの短い文が載っている。「SFという名の建物」と題されたその短文の一行目を読んで、なにがなんだかわからないまま痺れてしまった。 ここに建増しにつぐ建増しをかさねた建物がある 千字にも満…

宝物

またまた新入生を四人も迎えた。といってもやめた人も二人いるのだが、それでも最近は少し遅くに教室に入ると座る場所を探してしまうほどだ。今回は先生のお話ではない。 最近入った某氏の話。三十代半ばの男性。今回、初めて講評の番が回ってきた彼を中心に…

あらゆる場所に花束が

あらゆる場所に花束が… (新潮文庫)作者: 中原昌也出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/04/24メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 25回この商品を含むブログ (83件) を見る一週間ぶりくらいにPCの前にいる。なんだか億劫だった。基本的には読み始めた本は最後…

銀木犀

昼間、金木犀が匂ってきた時にふと思い出したのだが、もう長いこと銀木犀を見ていない。花が白い金木犀といえばいいだろうか。匂いも少し控えめだった気がする。 実家の庭には両方あって、その間にござを敷いてままごとをしていた。 毎年秋には庭で先祖のお…

我が愛する詩人の伝記 室生犀星

先週の木曜から甚だ気のふせるようなことがあり、それが昨日なるようになったというか、当然ろくでもない結果をむかえ、いくつになっても人と人の関係は難しいものだと朝から気が重い一日だった。 朝のうちに用があって人気の無い住宅街を歩いていると強い金…

恋愛

この日記の創作というカテゴリーは、いつか、創作に使うかもしれないネタを、とりあえず、断片的に書いておこう、という程度の意味で、当然創作や習作にはなっていません。覚書きかな。 この日記を読んでくださる方がだんだん増えてきたようなので、とりあえ…

過去語録

先日の教室の様子を書くことができないままになっていた。いろいろ思うことあったのだが、思いきって一つだけ言えば、「先生のおっしゃることは素直によく聞きましょう」ということになるかな。先生のおっしゃったことを、もっと、最初からきちんと書きとめ…