2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の犬 byシジジイ

扇風機を初めて見たとき、わんわん、うーうー吠えかかった子犬も、いまやすっかり扇風機好きだ。暑いからね。回し始めるとすぐにやってきて、口をあけ、耳を裏返して風にあたる。そうすると涼しいのかい。

谷中安規展図録 byシジジイ

頼んでおいた「谷中安規の夢 シネマとカフェと怪奇のまぼろし」展図録が宇都宮より届く。渋谷の松涛美術館では早くから完売して、坪内祐三氏も週刊文春誌上で残念がったという図録である。今はこの展覧会は宇都宮美術館で開催中で、一人二冊までという制限は…

桜桃 byシジジイ

六月十九日午後、桜桃忌であることを失念したまま師にお会いする。みんなここのところ疲れてるようだからと、「桜桃」の一節を朗読して下さる。何年も読んでいないのに、朗読が始まったとたん、次々と太宰の文章が思い出される。大人になってからは「津軽」…

100個目の記事 byシジジイ

金、土、日と飲み続け少々お疲れの月曜。ずる休みした家人に誘われ朝から恵比寿へ「ベジャール、バレエ、リュミエール」を観に行く。私はベジャールはずっと以前ではあるが「春の祭典」を実際に観ているのだが、彼はまだベジャールの公演を実際に目にしたこ…

トリアングル 俵 万智著 byシジジイ

とりあえずメモしてみようかな。とにかく気の重い小説だ。なにが気が重いといって、主人公のやることなすことわかりすぎる。まったくもってやれやれなのだ。選択肢のふえた現代の女性のラブ&ジョブをここまで「ぶっちゃけ」ないでもいいでしょう、と思うの…

私を養老天命反転地につれてって byシジジイ

朝からきわめつけの曇天。大気は飽和状態寸前まで湿気を抱え込んでいた。その日は、ひっそりとした裏通りの小さな一軒家のレストランで、昼間からシャンパンを飲もうというセンチメンタルで自堕落な企画だったのだけど、予約した店には残念ながらスパークリ…

脳がわかれば心がわかるか? byシジジイ

やっと届きました[「心脳問題]山本貴光+吉川浩満著 朝日出版社とても優秀で膨大な読書量を誇るお二人の著書なので、もしかしたらとっても難解かも、と気後れしつつ注文したのだけど、全く杞憂だった(そう思ってるのは自分だけかもしれないが)読み始めてす…

子供みたいなこと byシジジイ

日記をサボってる間に、ぎっくり腰はすっかり伸びた。軽い腰痛が残っているのはもう年だからね、仕方ないさ、そんなこともありますわ、ととりあえずあきらめておこう。「脆弱な肉体に強靭な精神」というのがキャッチフレーズの私なのだが、ここのところあま…

いいがかり byシジジイ

marie claire 今月号より「あなたの彼は“サムライ”ですか?」江戸の裕福な町娘達がマリ・クレールめくりながら、「やっぱ、町人よりおさむらいさんかなぁ」と、だべってるの想像しちゃいました。ちなみに、マリ・クレールは日本の女性誌の中で、ただ一冊、知…

軽い本 byシジジイ

「脳とセックスの生物学」ローワン・フーパー 新潮社 行動生態学・性選択、英国人研究者、これほど条件が揃えば読まねば。ぎっくり腰は昨日の午後あたりから、痛みは残っているものの、腰が伸びてきた感あり。しかし、すぐに無理するとくせになったり、ぶり…