100個目の記事 byシジジイ

金、土、日と飲み続け少々お疲れの月曜。ずる休みした家人に誘われ朝から恵比寿へ
ベジャール、バレエ、リュミエール
を観に行く。
私はベジャールはずっと以前ではあるが「春の祭典」を実際に観ているのだが、彼はまだベジャールの公演を実際に目にしたことはなく、さかんに、あー本物が観たい、と言っている。
ジル・ロマンほどのダンサーが途中、できない、とつぶやく場面があり、しかし、ベジャールはそれを聞いても一切頓着せずふりつけをすすめていくのが印象に残った。
(こう書いて、急にジル・ロマンじゃなかったかも、と不安になっている)
映画を観た後、誘われるままランチビア。

季節はずれの台風。どうせたいしたことないだろうと思っていたが、夕方になってどんどん風が強くなってきた。家の中にいて外の嵐を見るのは不謹慎だと思いつつ、好きだ。


昨日、古くからの知人が初めての二時間という長丁場の講演をした。ほんとうに小さな集まりでの講演だったはずなのだが、ふたを開けてみると演目にひかれて集まったのか、予想より参加者が多い上に、想定していた年齢層より若くてイキのいい聴衆が集まり、少々、どきどきの開幕だった。
実は、この会の主宰者に彼を講師として紹介したのは私なので、紹介する時点で勝算があったとはいえ、本人の次に私が緊張していたのだ。 ’79年、日本シリーズ終戦で江夏に全てを託した古葉監督みたいな心境。(いくらなんでもおおげさか)

結果から言えば、無難に二時間を切り抜け、少々過剰なイデオロギーの持ち主達である聴衆をいたずらに刺激して興奮させることもなく、退屈させることもなく、とっぽい大学生の冷めた視線にめげることもなく、めでたし、めでたしの終演を迎えた。(でも、こうやって無事終ってみると、もうちょっと波乱も楽しみたかったような気がする。人間の欲望というのはきりがない)

なあんだ、結構うまいじゃん。もうニ、三回もやったらどんな大聴衆の前でも平気なんじゃない?一つだけ難を言えば、そのいつまでも好青年を装ってるところがおもしろくないから、もうちょっとアクの強い妙なおじさんキャラを身につけて欲しいな。その方が仕事の幅も広がるしね。(どんな仕事だ)
またさぁ、なんかおもしろい仕事みつかったら、二人で行ってみよう!

ちなみに、講演内容は、日本史トリビアとでもいうか、歴史音痴の私には、「ヘエヘエヘエ」とどれもこれも80ヘエ以上のネタばかりだし、長篠の戦の謎解きには「なるほどね」の連続で、なんのことはない私が一番熱心でおもうつぼの聴衆だったかも。

もし、これを読んでるなかにそんな演目で講師をお探しのかたいらっしゃればご連絡ください。講演料応相談。

あっ、そうだ、ホワイトボードに書いた「長」の字の書き順違ってたよ。