2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

中世しぐれ草紙

中世しぐれ草紙 高橋昌男 鎌倉末期の京の公卿社会を舞台にした可憐な姫君と優美な稚児の悲恋物語。政治的陰謀渦舞く中、宮廷人の恋心と権力欲がぶつかりあう。スタンダール、シェイクスピアを彷彿とさせるきらびやかな時代小説の秀作! 本日確認したところ、…

書きたいこと

各所で、自分が書きたいことをがんがん書け、と励ましてもらって、すっかり図に乗っています。 というわけで、今日一日、誰かに言いたくてたまらなかったことを、思いきって書いてみよう。 ユニクロのパンツ(下着)は穿き心地が悪い。もう買わない。

アートで候。会田誠 山口晃展@上野の森美術館

美術展なのにこんなに笑っていいかしら、というほどに、実に楽しい美術展だった。なんてことを、会期がもう、明日までという日になって書くのもどうかと思う。今月初めに行ったのだから、その時すぐに、「面白いからみんなも見に行くといいのに」と書けばよ…

嘆きのスタイル

小林かいちの世界―まぼろしの京都アール・デコ作者: 山田俊幸,永山多貴子出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2007/06メディア: 大型本購入: 5人 クリック: 137回この商品を含むブログ (21件) を見る よみがえる謎の画家---------小林かいち経歴不明のまぼろ…

澁澤龍彦 カマクラノ日々@鎌倉文学館

先月、一年ぶりに鎌倉を訪れた。鎌倉文学館は雨の平日だというのに、あいかわらず人の絶えることがない人気スポットだ。些細なところで、いちいち揺さぶられる展覧会だった。何を見ても、いかに自分の底に澁澤龍彦が敷き詰められているかを再確認するばかり…

仮想通勤

エムシュウィラーの短編集『すべての終わりの始まり』を開き、一作目の「私はあなたと暮らしているけれど、あなたはそれを知らない」を読み始めてすぐに、ふと、こういう本を読みながらなら、通勤するのも悪くないと思う。 ここ数年、家でできる内職のような…

中世しぐれ草紙

日経ブックダイレクトの新刊・近刊案内より 6月27日発売 『中世しぐれ草紙』 高橋昌男 日本経済新聞出版社