2004-06-22 桜桃 byシジジイ 六月十九日午後、桜桃忌であることを失念したまま師にお会いする。みんなここのところ疲れてるようだからと、「桜桃」の一節を朗読して下さる。何年も読んでいないのに、朗読が始まったとたん、次々と太宰の文章が思い出される。大人になってからは「津軽」くらいしか読み返さなくなってしまった。「少しぐらい体裁が悪くても、自分の書きたいものを書いていく勉強をしなさい」師の言葉が沁みる。