うちはSFで行く! byシジジイ

晶文社ミステリは異色作家、河出書房新社奇想コレクション、と盛り上がってきてますが、小社はあられもなくSFを名乗ります。』

さて、こんなこというのはどこの版元でしょう?勿論、ハヤカワや創元がいまさらこんなこと言うわけないですよね。

気がついたらSFって長い空白が続いていて、えっ、あれもこれも絶版?もう読めないの?っていうのが多いし、書店でもどんどんコーナー小さくなるし、以前はどこの本屋にもあった「SFマガジン」だって、小さな店なら注文しておかないと手に入らないし、「奇想天外」は蘇る気配もないし、そんな状況だから、古本屋でサンリオ文庫が鬼畜値段で流通してるし(こんなことなら新刊の頃もっと買っときゃよかった)、どこの店でも映画化された同じような本ばかりが置かれてるし、新刊だって目についた時借金してでも買っておかないとすぐ撤去されるし、ピンチョンは幾つになって読んでもようわからんし(それって自己責任だろ!)、SF映画好きだっていうからとびっきりの笑顔見せたのにアルマゲドンしかみたことないっていうし、SFファンはどんどん高齢化が進んでて男子高校生比率は下がりっぱなしだし(SFっていえばやっぱ男子高校生でしょう???)、SFファンっていうだけでブスだろうって決めつけられるし、そうじゃなきゃ、ネコ耳つけてメイドさんしてるの?って、あんた何勘違いしてんのよ!

と、まあこんな具合にかくも長きSF不遇時代を経て、今、「うちはSFで行きまっせ!」と宣言した国書刊行会の先見の明と勇気に拍手!いいセン衝いてきたなって思うんですけどどうかな。
ここのHP、いかにもって感じが私は好きです。

http://www.kokusho.co.jp/