文化祭 byシジジイ

昨日、娘といっしょに横浜の山手にある有名女子校の文化祭に行ってきた。普通はチケットがないと入れてもらえないのだけど、小学生の女の子を連れていると、中学受験のための見学ということで名前を書けば入れてもらえる。入試も名前を書くだけで入れてもらえたらいいのだけど、そうはいかない。かつてはお嬢さん校としての方が有名だったこの学校も、いまや超難関進学校であり、見学させてもらえるだけでもありがたいのである。

中高六年間を女子校で過ごした私には、やはり女子高の雰囲気はなつかしく、なじみやすい。
女子校ならお母さんにまかせときっ!というノリで、娘とあちこちのサークルの展示を巡っていると、「文芸部」があった。
「文芸部」は展示は三島研究。閑散とした部屋で聡明そうなお嬢さんが部員の作品集を250円で売っている。私も高校時代は文芸部にいて全く同じことをしていたので、つい買ってみる。あの頃、私達が作っていたのと同じ表紙の手触り。同じ重み。

さて、同じ階に「軽文学部」がある。「軽文学部」ってなんだろう。作品集売り切れました、という張り紙があるばかりで何をしているかわからない。帰る頃になって、ふと、昔、合唱部や弦楽部に対して、軽音楽部ってのがあったなと思いつき、はっとした。「軽文学」って「ライトノベル」ってこと?
それはそれで作品集、欲しかったな、と少々残念。


娘は化学部に入りたいといっている。確かに化学部は部員も多く、展示も充実していた。
(そうかそうか、化学部に入りたいか。そりゃあいいね。それならまずは受験勉強だ。ささ、帰って塾の宿題がんばろう!今度のテストこそがんばろう!)
おまえが生まれた時、元気ならそれだけでお母さんは満足だ、なんて思っていたのがなつかしい。