諸星大二郎

家の近くのブックオフ諸星大二郎を見つけて、即買い。

夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)

夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)

この短編集は持ってないはずなのだが、ページをめくるうちに、なんとなく見覚えのある作品もあるようなないような気がしてきて、もしかして、二冊目? と不安になるが、どうやら、1976年と1978年に「奇想天外」に掲載された作品が収録されているので、それをぼんやり覚えていたようだ。一時期「SFマガジン」より「奇想天外」を読んでいたころがあって、毎号楽しみにしていた。


そういえば、「奇想天外」だったと思うのだけど、SF用語辞典みたいなものが掲載された号があり、その項目の一つに

宇宙生命:大きくなったものだ、昔は「日本生命」といったのに

というのがあって、これが当時の私のツボにはまり、バカ笑いが止まらなかった。以来、「宇宙生命」と聞けば、笑いが込み上げる体質となってしまった。


夢みる機械』は、1974〜1981年に描かれた近未来物を集めた短編集だが、ある意味、描かれた当時読むより、今読むほうが身に迫るものがあり怖いかもしれない。
孔子暗黒伝』とか『暗黒神話』とかまた読みたくなった。