国宝 土偶展 @東京国立博物館

次々と良い評判が耳に入るので、とうとう『国宝 土偶展』に行ってみた。
大物土偶というか、土偶オールスター勢ぞろいというか、今までに一つ一つは見ているものも多いが、ここまで勢ぞろいすると、土偶熱気みたいなものが会場にこもっているような気がしてくる。
諸星大二郎の読み過ぎだと言われても仕方ないが、なんだか夢想してしまう。
特に、今回初めて見た、八戸の国宝「合掌土偶」が妄想をかりたてる。
夜中にみんなでしゃべったり、輪になって踊ったりしないのかな。
いきなりぐるぐるみんなで渦巻きになってどっか行っちゃうとか。


ところで、かの遮光器土偶は国宝ではないことを初めて知る。
もう何年も前になるが、津軽旅行の折に、遮光器土偶が出土した亀ヶ岡遺跡を訪ね、道端のあまりにそっけない場所であることに拍子抜けした後、木造駅を見て、ものすごく驚いて笑いが止まらなかったことを思い出す。