ここのところ生徒数が増え、作品の提出数も増加している。ここ半年、毎度一つ提出した途端に次を出さなくてはいけないという苦しい状況だったのだが、楽になりそうだ。しかし、少し追われるくらいの方が緊張感があってよいのかもしれない。時間があるから良いものが書けるわけでもないしね。

今回は自分の作品を講評してもらう番が回ってきた。全四回のうちの三回目。文章については調子に乗ってきているとの評。問題はしかしまたしても何を書いていくのか、という根本的な問題へと収束していく。もし純文学であるのなら、今の作中で起きた主人公の葛藤をちょっとしたサイドステップで軽くクリアしていく話の進め方では深みが出ないとの指摘を受ける。勿論純文学である必要はないのだが、自分の書いているものが純文学でないとすれば、一体なんであるのか自身でわからないのだ。
自分が何を書きたいのか、何を書いていくつもりなのか。そのことについてはことあるごとに意識して考えていきたい。

師は今日も、まずは文章だと繰り返しおっしゃる。
自分に合った文章をみつけること。文章に力がないとどんな題材やストーリーを思いついたところでなんにもならない。

授業後は暑気払いにみんなでビールを飲む。新しく入室なさった方々とも話しがはずみ愉快。