『縄文VS弥生』『古代エジプト展』

夏休みの子供にせがまれて上野にでかける。本当は他に見に行きたいものはいくつかあるが、なにしろ夏休みなのであるから、あまり親はわがままは言えないのである。


まずは国立科学博物館の『縄文VS弥生』 子供にもわかりやすいとうか、最初から子供向けに展示されているので、親があれこれ言うまでもなく熱心に見ていた。しかし、なぜ、急に縄文に興味を持ったのかは謎のまま。
発掘された展示物には従来信じられていた年代と、最近の年代測定法によってわかった年代が併記されていたのだが、軒並み、500年くらい古くなっている。


お昼を食べて、都美術館の『古代エジプト展』へ。 ルーブルのエジプトコレクション日本初上陸だけあって、たいへんな賑わいよう。なぜか見学者の年齢はかなり高い。
古代エジプトの信仰は日本の神道によく似ているというような有識者の解説を得て、なかなかおもしろく見学。例の有名な青色のカバも展示されていた。
古代エジプト人はヘビをたいそう嫌っていたようだ。「ヘビを恐れたのは死者だけでなく、生きた者も同じだ」などと書いてあって、そうだろう、そうだろうと大きくうなずく。私も大の苦手だ。『死者の書」には「全てのヘビを退ける呪文」が書いてあるらしい。是非ともそれを伝授してもらいたい。