あれこれ

はてなリングの「ノンジャンル読書者のウェブリング」に参加した。
実ははてなリングってなんのためにある機能か全く理解していなかったのだけど、このリングを作ったnijimuさんの書かれたものを読んでちょっとわかった気がした。
しかし、参加した理由はそんなことよりも、ノンジャンルというのが気に入ったからだ。



昨日テレビで瀬戸内晴美が出家して瀬戸内寂聴になるまでの半生を描いたドラマを見た。瀬戸内晴美役は宮沢りえ
宇野千代岡本かの子のことを読んだときにも思ったのだが、大きく名をなした女性というのはおかしな激しさを持っている。激しさというのはなによりも自分が正直に生きることを優先することだ。彼女たちが他人が傷つくことに無頓着なわけではないのだが、自分が正直に生きることを望むあまり、他人の痛みに鈍感であるような印象すら時には受ける。それほどに自分と自分の欲望に忠実なのだ。

そういえば私はナチュラルな生き方というのが好きでない。大きな欲などなく、ささやかな日常を楽しみながら日々に満足して無理せず枯れているかのような顔をして生きたくはない、とはっきり自覚している。
欲しいものがたくさんあって、満足なんてしないで、感謝知らずで、いつまでも恋の重荷など背負ったり投げ捨てたりしながらヒステリックに生きていければいいのに、と思うのだ。
そんなふうに思っているのに実際は、なんとも凡庸でいやになっちゃう。