レム逝去
今、寝ようとしているところへ飛び込んだニュース。
スタニスワフ・レムさん(ポーランドのSF作家)27日、ポーランドのクラクフで死去、84歳。秘書が明らかにした。タルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」の原作となった「ソラリスの陽のもとに」の作者として知られる。現代で最も著名なSF作家の一人で、作品は40以上の言語に訳された。(AP)
ここのところSF作家の訃報が相次いでいたが、レムまで。84歳。
新訳の「ソラリス」が出たときの訳者の沼野充義さんのトークショーで見せていただいたビデオの中の動くレムに感動したのを思い出す。
このときのトークショーで聞いた私が好きなレムのエピソード二つ
☆「若者が文学を読みつづけるかぎり、未来はある」
沼野先生がレムに、日本でもゴンブロヴィッチとか○○○(ポーランドの作家なのだが知らなかった)は読まれてますよ、とお話したら、それまで世界は悪くなるばかりだ的な発言をしていたレムがこの言葉を口にしたという。
☆浮気
レム曰く「私は妻と結婚して何十年にもなるけど、浮気をしたいなどと考えたことはない」
そういえば、このトークショーの後、神田でご飯を食べているときに矢野徹さん逝去の報をきいたのだったなあ。
- 作者: スタニスワフレム,Stanislaw Lem,沼野充義
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2004/09/20
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 309回
- この商品を含むブログ (127件) を見る