沖縄 玉陵

玉陵(たまうどぅん)は、琉球王国第二尚氏王統の歴代国王が葬られている陵墓。
今回の沖縄旅行で、いちばん印象に残った場所だ。
1501年に、尚真王によって作られ、最後の入棺は、1931年、尚家20代当主尚典の夫人のものとのこと。
沖縄戦の後の写真をみると、かなりの被害を受けているのがわかる。
1974年に修復されている。


玉陵には外郭と内郭がある。
外郭に入るだけで、そこが少し違う場所だというのはわかる。
内郭に入ると、非常にはっきり空気が違うのがわかる。
その違いをなんと説明してよいかわからない。
厳かとか、厳粛とか、そういう言葉はあてはまるが、それが全てを語ってくれるわけではない。
もっと、入った瞬間、ああ、と腑に落ちるような感覚。


外郭から内郭へ入る門。

なにを見るべきなのかわからないまま、内郭を行ったり来たりした。
内郭は珊瑚がしきつめてあって、白い。


玉陵のシーサー。
ずっと守り続けてきたのだな。