鰭崎英朋
- 作者: 松本品子
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2009/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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先月末に弥生美術館の鰭崎英朋展へ行ってきた。
いつもながらの展示。
何もかもがぎゅぎゅっと詰めて並べてある。
最初はこの美術館にくるたびにぎょっとした展示方式だが、最近では驚かなくなった。
英朋初の画集も販売されていて、見本を手にとってながめることができた。
画集の表紙には、鏡花の『続風流線』の口絵が使われているのだが、是非とも、画集の裏表紙(表4)に使われている絵にも注目して欲しい。
八犬伝の伏姫の絵も好きだけど、この表4の絵もとてもすてき。
この画集は二冊買って、一冊は絵の好きな義妹に送ろうと思った(まだ送ってないけど)
鏡花つながりで、もう一つ。
北浦和公園にある埼玉近美の「小村雪岱とその時代」展。
以前、この近くに住んでいて、幼い娘をよくこの公園で遊ばせていた。
長い移動のお供には、積読になっていた、田辺青蛙の『生き屏風』をバッグに入れた。
特になにか考えての選択ではなかったのだが、雪岱展に行く道中読むにはよい本だった。
小村雪岱は小さいもの好きだ。
几帳面なのに、モダン。
いかにも鏡花に愛されそうな画家だ。
雪岱が装丁した、かわいらしく美しい本が、泉鏡花記念館からたくさん出品されていて、しげしげ眺める。
表紙を開けた見開きに絵のある本はいいな。
- 作者: 田辺青蛙
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: 文庫
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