料理

今日から新学期。ここのところのちょっとした休暇はおしまい。仕事の帰りは遅くなるので出勤前に夕飯を作っておくことが多い。
昨日の夕飯は、無理やり名前をつければ「大根と豚肉とネギの中華風煮」のような料理が主菜だった。それがまだ残っているので、今日はスペイン風オムレツを新たに作り足すだけにした。
お味噌汁も作っておいた。組み合わせとか、統一感とかいつも無視。娘が「うちの夕飯ってアバンギャルド」と言う度に、アバンギャルドって最前線先行部隊のことだと言って嫌がられる。
いつまでこうやって夕飯を作り続けるのだろうと思うと、クラッとすることがある。
夕飯を、せっせとFacebookとかにアップして、みんなに「いいね!」って言ってもらえば、もう少しやる気も出るだろうか。いやもう、それもダルくてできない。
若いころ、有名な料理教室に通っていた。嫁入り道具の一つだったので、有名であることが大事だった。なかなか結婚出来なかったので、気づいたら師範免許をもらっていた。大学四年間の授業料より、この料理教室に四年通った費用の方が高い。
なにかと料理をしてきたが、料理が好きかと言われると、どうだろうと思う。
掃除や縫い物より好きだけど、他にもっと好きなものはたくさんある。しかし、私があれこれすることの中で家族が喜ぶのは料理だけである。


生協の箱を溜め込んでいて、今、生協の配達のお兄さんに、かなり嫌な顔されて叱られた。食品を入れるものなんで、早く返してください。ごもっともである。なにか彼の仕事を増やしたのかもしれない。子どもが大きくなったら生協はやめようと思っていたけど、自分が年を取ったので、大根とか白菜とかビールとか重い物を持ってきてもらえるのが楽ちんでやめられない。日に日に、あれもこれもダルくなっていく。