夏休みアニメ祭り

やっと、『サマーウォーズ』と『ヱヴァンゲリオン 破』観た。 『サマーウォーズ』は、サイバースペース「OZ」のことがよくわからなかったり、なんでインフラ全部ネットワークに繋いじゃったんだろうと思ったり、セキュリティ破ったんだから、アカウントは…

チワワ

一つのことをしていると、他のことができない。 精神的に余裕がないのではなく、スローモー(これって死語?)で全てのことに時間がかかるので、ご飯作ったり、掃除したり、犬の世話をしたり、仕事に出かけたりといった基本的な生活の他には、一つくらいしか…

門脇邦弘 「鍬を手にして夢見る人」

門脇邦弘さんが、四月に亡くなられていたことを、今頃知った。ずっと、透析などの闘病生活が続いており、最近では車椅子に乗って仕事を続けてらしたのは知っていたのだが、けれども、なんとなく、またお目にかかる日が来るような気がしていた。 戒名は「大夢…

もし、犬を飼いたいと思っているなら

犬を一匹飼っている。この夏で5歳になる。 犬を飼うことにしたとき、特に飼いたい犬種があったわけでなく、当時住んでいたマンションのペット規約に合ってる大きさの犬ならなんでもよかったのだが、結局、娘の希望が通って、ヨークシャーテリアをペットショ…

中公新書の森

中公新書通巻2000点を記念して製作された『中公新書の森』を書店でみつけて、さっそくもらってきた。 中公新書フェアを開催中の書店で無料配布中。非売品。 内容は、芳賀徹、川上弘美、木戸久枝のエッセイ、奥泉光と渡邊十絲子の対談、「思い出の中公新書」…

最近いちばんの感動

幼い娘にねだられて、小さいクサガメの子を買ってからもう12年がたつ。 我が家の最古参のペットだ。今日の夕方、偶然から、私の後をついて歩くことに気づいた。 今までは、ベランダでしか歩かせたことがなく、私が先に立って歩くというような状況がなかっ…

この世界の片隅に

明日はSFセミナーだというのに、風邪をひいてしまい、今日はずっと寝ていた。 そういえば、去年のセミナーも風邪で冴えなかった。 その前は、軽いぎっくり腰で、おそるおそる湿布をたくさん持って出かけたのだったなあ。今年の昼の部のプログラム 10:40〜11:…

『〈盗作〉の文学史』 祝 日本推理作家協会賞受賞

〈盗作〉の文学史作者: 栗原裕一郎出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/07/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 428回この商品を含むブログ (107件) を見る栗原裕一郎さんの『〈盗作〉の文学史』が日本推理作家協会賞の「評論その他の部門」を受賞なさ…

訃報 J・G・バラード

J・G・バラードの訃報をたった今知った。とうとう、バラードも。一度読んだら『結晶世界』のイメージから逃れることはできない。闘病中だったので驚いたわけではないが、狼狽している。自分がどんなSFを好きなのか教えてくれた作家だ。

庭と言えるのかどうか、迷ってしまうほど小さいものだが、リビングの前に庭がある。 引っ越したのが11月だったので、5本のカイヅカが道からの目隠しになっているのと、芝生とバラが何本か植えてあるな、というくらいの印象しかなかった。 だいたい、あまり…

阿修羅展

去年の夏休み、滋賀、京都、奈良と六日間かけて旅行した。 私にとっては滋賀だけが未踏の地で、後は「青春の思い出」を再訪する旅だったのだが、娘も中学生だし、そろそろ彼女にも「青春の思い出」を作ってやろうというおせっかいな親心の旅だ。 毎日、国宝…

新学期あれこれ

塾の新学期は基本的には二月から始まるのだが、学年によって少しずつ始まる時期が違っていたり、新しいクラスができたり、ここのところずっと、新学期続きだ。 「はじめまして」と子どもたちにあいさつする時、こちらもとても緊張していることが多い。 今週…

小説を習う教室

T教室が、先週の授業をもって終了した。 六年もの間、月に二回ずつ通ってきた場所をなくすのは寂しいし、不安も大きい。 しかし、先生が書くことに専念したいとおっしゃるお気持ちもわからなくはない。 長篇も完成させたい、短編のリクエストにも応えたい、…

『虚構機関』

虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)作者: 田中哲弥,大森望,日下三蔵出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/12メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 190回この商品を含むブログ (102件) を見る「2007年の日本SFの精華 選りすぐった16作を収録」 一気に…

リトル・リトル・クトゥルー

bk.1に予約しておいたのが、やっと届いた。 プロアマとりまぜ、総勢60人による、クトゥルー神話掌篇集。リトル・リトル・クトゥルー―史上最小の神話小説集作者: 東雅夫出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2009/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 53回…

沖縄 玉陵

玉陵(たまうどぅん)は、琉球王国、第二尚氏王統の歴代国王が葬られている陵墓。 今回の沖縄旅行で、いちばん印象に残った場所だ。 1501年に、尚真王によって作られ、最後の入棺は、1931年、尚家20代当主尚典の夫人のものとのこと。 沖縄戦の後の写真をみる…

沖縄の豆菓子

お昼を食べた「山の茶屋」のレジのところにおいてあった、小さな袋に入った豆菓子を、なんとなく買って、車の中でポリポリ食べているうちに、袋に印刷されている写真がなんだか気になりはじめた。 どうして気になるんだろうと思いつつも、この豆菓子がおいし…

ちはやふる

本屋で見かけて3巻まで一気買いしようかなと思ったけど、まあまあ、まずは1巻だけ買ってみるか、などと意気地のないこと考えて大後悔。 続きが早く読みたいよー。 明日、2巻と3巻買いに行かなくちゃ。ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)作者: 末次由紀…

沖縄そば

年末に初めて沖縄に行った。 沖縄に着いて、最初に連れて行かれたのは「首里そば」という沖縄そばのお店だった。 固い。硬い。堅い。たいへんかたい麺だ。 常識を超えて固い。 ほんとに固い。 なにをムキになって言ってるのだと思うだろうけど、おそらく、こ…

燭手の一族

ネット上で自分の創作したものを公開したことはないのだけど、考えてみれば、いつもここで、自分は小説を書いていると言い張っているのに、ここを読んでくださっている方には、私がどんなものを書いているか、これっぽっちもわからないわけで、照れくさいの…

速水御舟他

引越し騒動の間に、いくつか見たものがあるのだけど、慢性的に疲れていたし、集中してなかったのか、ひとつひとつの感想を書くほどに、まとまった印象が残っていない。 「大琳派展」―継承と変奏― @東京国立博物館 宗達、光琳、抱一、其一の4つの「風神雷神…

わかったあああ!

先日から、来月発売の『リトル・リトル・クトゥルー』(学研)のカバーデザインを目にするたびに、これって……これって……と思っていた。 これって、やっぱりそうなんじゃないですか。 ああ、こんなことになるなら、末席をねらって、なんとかしてみればよかった…

トロフィー

12月14日に西荻窪で、西荻ブックマークのイベント「超短編の世界」が開催された。会場には東雅夫さん、高原英理さんの姿も見え、こけしや別館の二階がいっぱいになるほどの盛会だった。 超短編というのは、「数十文字から数百文字で書かれた文学」で、今回も…

引越し

前の日記を書いてから、三ヶ月近くが過ぎてしまった。 11月8日に引越しをした。 元の住居から、新居まで徒歩で数分の距離でしかないが、それでも、やはり全ての荷物をダンボールに入れなくてはならないのは同じで、落ち着くまでに、11月いっぱいかかった。 …

オール讀物新人賞中間発表

今日発売の「オール讀物」10月号で、第88回 オール讀物新人賞の中間発表があった。 一次予選通過者の中に、自分の名前をみつけると本当にうれしい。 中間発表は、一次通過作品のタイトルと作者の名前だけが、3ページにわたりずらずらと掲載されているのだが…

コレラの時代の愛

読もう読もうと思いつつ、先延ばしになっているマルケスの『コレラの時代の愛』だが、小説を読むより先に、映画を観ることとなった。 全編、ほら話の連続で、目を離せない。 私にとっては、荒唐無稽な面白い映画だった。 私にとっては、とわざわざことわった…

「舟越桂 夏の邸宅」展@東京都庭園美術館

八月の初めの激しく暑い日に、目黒駅から庭園美術館に向かって歩いていると、手前の交差点のところまできて、急に涼しく感じた。かすかではあるが、気のせいなどでなく、確たる涼感だ。 そうか、森だ。森と水があるから涼しいんだ。庭園美術館を囲むように広…